2025年後半のNHKの朝ドラ『ばけばけ』。
作家の小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)と、その妻である小泉セツをモデルとした、夫婦の物語です。
そんな『ばけばけ』ですが、一部では「面白くない」「つまらない」と言った意見が見られました。
今回は、朝ドラ『ばけばけ』がそのように思われてしまう背景についてまとめていきます。
朝ドラ『ばけばけ』は面白くない?
まずは、朝ドラ『ばけばけ』が「面白くない」「つまらない」という意見について、SNSを調査してみました。



このように、『ばけばけ』に関してネガティブな感想を抱く視聴者は一定数いるようです。

僕は面白いと思うけどね
面白いか面白くないかは個人の好みによるものなので、一概につまらないとは言えませんね。
しかし、「つまらない」「面白くない」と思われてしまう要因が、いくつか考えられました。
ばけばけがつまらないと言われる3つの理由
朝ドラ『ばけばけ』が「つまらない」「面白くない」と言われる背景には5つの要因が考えられます。
理由①:モデル人物の知名度が低い
モデルとなった小泉八雲・セツ夫妻について、名前を聞いただけで何をした人物なのかパッと思い浮かぶ人は少ないかもしれません。


前作『あんぱん』のやなせたかしさんであれば、アンパンマンの作者ということがすぐに分かり、視聴者もとっつきやすい題材だったように思います。
それに比べると、「小泉八雲って何した人?」と思う視聴者も多く、興味が湧かずに面白くないと思ってしまうのかもしれません。
理由②:俳優の知名度が低い


『ばけばけ』でヒロインのセツを演じるのは女優の高石あかりさん。
最近になって注目度が上がっている高石さんですが、前作『あんぱん』の今田美桜さんや、前前作『おむすび』の橋本環奈さんらと比べると、少し知名度が低いように感じます。
また、夫のレフカダ・ヘブンを演じるトミー・バストウさんも、映画『SHOGUN 将軍』で日本語堪能なポルトガル人宣教師を演じたものの、それ以外目立った出演はありません。
このように、これから活躍が期待される俳優が主人公を演じているため、取っ付きずらさがあるのかもしれません。
理由③:時代設定
『ばけばけ』はNHKの朝ドラにしては珍しく、明治時代初期というかなり昔の話です。
最近では、昭和や平成を舞台にした作品が多い傾向にありました。
朝に気軽に見れるのが売りの朝ドラには、時代劇的な雰囲気が少し重いのかもしれません。



どちらかというと、大河ドラマっぽいよね
理由④:前作『あんぱん』からのギャップ
前作『あんぱん』は、「アンパンマン」というポップでキャッチーな題材でした。


それに比べると、『ばけばけ』は「怪談」など、暗くダークなイメージ。
この、前作とのイメージのギャップが受け入れられない視聴者が「面白くない」「つまらない」と感じてしまうのかもしれません。
理由⑤:何も起こらない「日常系」的な作風


『ばけばけ』は、いわば「日常系」と言われるようなほのぼのした作風です。
主人公が夢を追いかけて奔走したり、逆境に立ち向かって何かを成し遂げるなど、大きなテーマがあるわけではありません。
このことから、退屈でつまらないと感じてしまう視聴者も多いのかもしれません。
朝ドラ『ばけばけ』を面白く見るには?
ここまで、朝ドラ『ばけばけ』が「面白くない」「つまらない」という意見がなぜなのかについて、まとめていきました。
それでは、『ばけばけ』を面白いと思えるようにするには、どのようなことに注目していくべきなのでしょうか?
① 作品の舞台や時代背景を知る
朝ドラはその時代や地域の文化に根ざしているので、舞台となる土地や時代の背景を少し調べておくと理解が深まります。
たとえば、登場人物の言葉づかいや食文化、習慣などに「なるほど!」と納得できれば、楽しみやすくなるかもしれません。





このしじみ汁は美味しそうだね
② 登場人物の関係図を押さえる
朝ドラは半年間の長丁場。
人物が多くて混乱しやすいので、公式サイトにある「人物相関図」を最初にチェックしておくと安心です。
「あ、この人はこの家の人か」「この関係がどう変わっていくのかな」と先の展開を想像しながら見るとワクワクしますね。
さらに、新たなキャストも追加されていくため、節目節目で更新されていく相関図をチェックするのも楽しいかもしれません。
③ サブキャラや脇役にも注目する


主役だけでなく、朝ドラは脇役や一見地味な人物が後半で重要な役割を果たすことが多いです。
「このキャラ、後でどう絡むんだろう?」と想像しながら見ると物語の深みが増すかもしれません。
④ 毎日のルーティンに組み込む
朝ドラは1話15分。
短いけれど毎日続くので、視聴を習慣化するとじわじわ面白さが増してきます。
朝のコーヒータイムに一緒に見る、録画して夜のリラックスタイムに見る、など「自分なりの朝ドラ時間」を決めると続けやすいです。



僕は朝ごはんを食べながら見ているよ
⑤ SNSや感想サイトで共有する
X(旧Twitter)や掲示板で実況・感想を読むと「他の人はこう感じたんだ!」と新しい発見があります。
特に朝ドラはネタ的に盛り上がりやすいので、視聴者同士の温度感を味わうのも楽しみの一つです。



朝ドラ反省会なんていうタグもあるね
⑥ 主題歌や音楽にも耳を傾ける
朝ドラは主題歌や劇中音楽も大きな魅力。
物語と一緒に音楽を味わうことで印象が強まり、毎日の視聴がより楽しみになります。
ちなみに、『ばけばけ』の主題歌は夫婦デュオのハンバート ハンバートが担当しています。



ドラマの雰囲気に合っていてイイ感じだね
まとめ
今回は、朝ドラ『ばけばけ』が「つまらない」「面白くない」といった意見についてまとめていきました。
- モデル人物の知名度が低い
- 俳優の知名度が低い
- 時代設定が古く、朝から見るには重厚なイメージ
- 前作『あんぱん』と比べるとダークなテーマ
- 何も起こらない「日常系」的な作風
『ばけばけ』はまだまだ始まったばかりで、つまらないと言って一蹴してしまうのは勿体無いかもしれません。
今後の展開に期待しながら、気軽に見続けていくのが良いかもしれませんね。


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